ホタテデッキができるまで

 東日本大震災津波により、三陸地域の各浜は壊滅的な被害を受けました。ここ、大船渡市三陸町小石浜地域も、養殖施設や漁港、漁師の作業小屋が流失し、全ての生産活動が止まり復旧の目処が立たない状況となりました。

​ こうした中、全国各地から数多くの救援物資が届くとともに、人的支援としてたくさんのボランティアが駆けつけました。ボランティアの中でも、国内外から集まったダイバーは延べ1,000人を超え、彼らはインストラクターとして活動していた佐藤寛志を代表に、「NPO法人三陸ボランティアダイバーズ」を結成しました。

 漁港の復旧に向け地元漁師と息を合わせ、海中の瓦礫撤去を行い、共に海に生きる者として絆が生まれました。ダイバー以外にも多くのボランティアが恋し浜や周辺地区をおとずれ、復興にたずさわり、その後も浜を訪れ、交流を続けています。

 恋し浜ホタテデッキは、漁師とボランティアの絆から生まれた交流拠点施設です。いつでもこの地を訪れた人が戻ってこられるように、たくさんの新しい人々が恋し浜に足を運べるように。そして、この地域がたくさんの絆で結ばれていくようにと願いを込め建てられました。

 私たちは、人々の交流を通じて恋し浜や周辺地域、そして漁業のこれからの未来に向け活動していきます。地元漁師のパートナーとして、外から訪れる人々のコーディネーターとして、皆さまをお待ちしております。